現在は、現場の所長補佐を務めています。仕事は施工管理業務で、工程、安全、品質などの管理を行っています。心がけているのは、職人さんより早く動くこと。職人さんは朝早く現場に来ますが、その前に来て作業するようにしています。自分たちより率先して動いている人が指示を出す方が、職人さんも話を聞く気持ちになるのではと思い、そうするように心がけています。
また、施工管理という立場上、お客様や上司、職人さん、設計士の間にはさまれて、それぞれの言い分を聞いて調整する必要があります。ダイレクトに伝えると角が立つので、伝え方には気をつけています。施工管理はいわば現場の潤滑油。スムーズに工事を進められるよう多方面に気を配っています。現場ごとに辛くて大変なことも楽しいこともありますが、全ての現場で日々直面する新たな課題に向き合い、楽しく仕事ができるように試行錯誤しながら努力しています。
以前は、足場を解体した時に一番やりがいを感じていました。仕上がった外壁や内装が一望できて、これまでの苦労が形として見える瞬間なので、とても嬉しく思っていました。しかし、今は足場解体後は喜ぶ間もなく、仕上がりについてチェックしている自分がいます。足場を外せば完成ではなく、これで仕上がりの最終確認ができると思えるまでに成長したのかもしれません。
何もないところから建物ができて、仕上がっていく工程を体験できるのがこの仕事の良さです。そして、自分の手がけた建築物を見に行けることも魅力ですね。実際に利用する人の役に立っているを目の当たりにすると嬉しいですし、今後携わった建物がどんどん増えて、子どもに見せて自慢できるようになりたいです。
夢は、各現場のみんながより働きやすい環境づくりができればと思います。一人ひとり生活が違うため、働き方も異なる。現場もそれぞれ環境や条件など違っているので、その人に合った現場運営や希望に沿った配属ができるようにして、現場で働く社員を増やしたいです。そのために、もっと現場の魅力や楽しさを伝えていきたいし、若手社員が現場を任せてもらえるように、自分がその先駆けとなれるよう、資格取得と技術向上に取り組んでいきたいです。
國場組は若手社員の声に耳を傾けて、資格取得研修の充実や給与のベースアップなど、どんどん良い方に改革していっているので、これから國場組に就職される方は非常にラッキーだと思います。また、周りには頼りになる上司や教えてくれる先輩がいて、学べることも多いし、仕事の悩みはいつでも相談できる環境にあると思います。ぜひこれからの國場組を一緒に築き上げていきましょう。